39歳、バツイチです。
いろいろあって、2年前に、10年間連れ添った彼と離婚しました。
子どもはいません。
生活は、親から引き継いだアパート経営などをしながら、細々としています。
「事件」は、そんななか起こりました。
経営しているアパートは6戸の造りになっていて、すべてに居住者が入っていますが、その中に、お父さんと息子さんの2人で暮らしているお宅があります。
3年前に越して来られて、お父さんは長距離トラックの運転手をしていて、息子さんはいわゆる”引きこもり”のような状態です。
引っ越して来られた時、お父さんは、奥さんと数年前に離婚したこと、息子さんは高校に入った後、いじめに遭ってから中退し、家から出なくなった、ということを話されていました。
自分も不在がちなので息子のことが心配だ、ということもおっしゃっていました。
そんなこともあり、私は、大家として、そのお宅のことを特に気にかけていました。
私も独り身ですから、大目に作った料理や、頂いたものを、たまにそのお宅に届けたりしましたが、その都度、喜ばれました。
最初は、応対しなかった息子さんも、次第に私に心を開いてきて、玄関まで出てくるようになりました。
●20歳の気の弱そうな彼
その息子さん、とも君は20歳で、体格は大柄でしたが、気の弱そうな雰囲気でした。
私が手料理を届けると、伏し目がちに頭を下げて、受け取っていました。
長距離トラック運転手のお父さんは、月のうち3分の2以上は家にいなかったようでした。
家の中は、男所帯にしてはきちんと片づけられていたと思いますが、料理を届けに行った時に台所を覗くと、流しの中に洗っていない食器が溜まっていることがありました。
おせっかいな私は上がり込んで、それを洗ってあげるようにもなりました。
その日の夕方、作ったカレーを届けました。
ドアチャイムを押しても応答がなかったのですが、ドアが開いたので、勝手知ったる私は上がり込んで、カレーの鍋をガスレンジに載せると、その日も溜まっていた食器を洗い始めました。
洗っていると、背後から戸が開いてとも君が出てきました。
寝ていたような顔をしていました。
「おはよ」と言うと、ボソッと「おはようございます」と彼は言いました。
「カレー作ったから、よかったら食べて。あ、ごはんはあるかな」。
炊飯器を開けると、なかったので、ご飯も炊いていくことにしました。
お米をといだり、いろいろとしていた時です。
いきなり、背後から体温が迫って来たかと思うと、抱きつかれたのです。
私はとっさに悲鳴をあげてしまいました。
とも君でした。
私は状況が理解できず、「ちょっと、何」と言って、振りほどこうとしました。
しかし、すごい力です。
彼の手が私の胸をまさぐり始めて、意味が分かりました。
「やめて。何やってるの」
私は全身に力をこめて彼から離れようとしましたが、がっちりと固定されてかないません。
とも君は身長は180センチ以上はあり、体重も優に100キロを超えていたと思います。
「やめて。やめなさい」。
私は低い声で彼をいさめました。
しかし彼の手はせわしなく胸を触ってきます。
●延々とおっぱいを
私が彼を振りほどこうと動いた拍子に、テーブルの上にあった湯沸かしポットが床に落ちました。
私は抵抗しながら、彼のやりたいようにさせてはならないし、騒ぎになってもいけないと思いました。
そのうち、彼の手が私の服の中に入ってきて、ブラを押し上げてきました。
「やめなさい」
ブラがずれて、彼の手がじかに私の胸を触りました。
「やめなさいって」。
耳元に彼の荒々しい鼻息がかかり、男の匂いがしました。
とも君は私を引きずるようにして、自分の部屋に連れて行きました。
いろんな物が散乱した四畳半の部屋の真ん中に敷かれた布団の上にとも君と一緒に倒れ込みました。
彼の体重がのしかかってきて、すごい衝撃でした。
彼は私の服をたくし上げて、ブラをむしり取るように外すと、おっぱいにむしゃぶりついてきました。
私の両腕は布団に押さえつけられていて、抵抗できません。
大きな声を出せばよかったのかもしれませんが、周囲に気づかれたらまずいと思い、かないませんでした。
「やめて、何やってるの、お父さんに言いつけるよ」。
彼を叱るのですが、どこ吹く風で私のおっぱいをせわしなく舐める彼。
その舌は、私をあざ笑うように、弄ぶように動き、私は自分が崩れないようにしていました。
私の手を押さえている彼の手の力は全く弱まらず、抵抗し続けていた私も力の限界を感じていました。
彼は延々とおっぱいを責めてきましたが、そのやり方は、とても子どものものとは思えないものでした。
私は、感じそうになるのを必死にこらえましたが、それでも感じていることはさとられていたと思います。
●お尻のほうまで
とも君はスカートの中に手を入れてきて、ショーツの上の部分から手を突っ込んできました。
自分でも濡れていることは分かっていましたが、とも君はそれを確かめると、引き抜いた指を私の口元に塗りつけました。
私は屈辱を味わいながら、「ばか」と言いました。
私は裸にされ、依然としておっぱいを舐められながら、下のほうもいたずらされました。
「絶対に許さないから」。
そう口にしながら、いたずらされている下のほうは、正直に音をたてていました。
とも君は私の下半身を抱えると、下のほうも舐めてきました。
私は、洗っていないそこをされることに羞恥心を覚え、再び激しく抵抗しましたが、彼はむしゃぶりついてきました。
生温かくザラザラした舌が縦横無尽に動きました。
夫と別れる前から、ずっとセックス自体、してこなかったし、夫はそういうことをほとんどしなかったので、不思議な感覚でした。
何より、とも君が、女性の体の構造をよく知っていることに驚きました。
舌が、確実に狙ってくるのです。
私は声が出そうになるのを必死に我慢して、口を堅く閉じていましたが、つらかったです。
さらに彼はお尻のほうまで舐めてきて……。
舐めながら、あそこに指を入れていたずらされ、私はついに声を漏らしてしまいました。
心と体は別々だと思いました。
私は、心では怒っているのに、体は開いてしまっていました。
そして、そのようなことをしてきた彼のことを憎いと思う気持ちと、可哀想だという気持ちが相半ばしていたのも事実です。
うつぶせの格好の私の上に、彼は覆いかぶさるようにして、つながってきました。
彼が場所を探しているとき、私はもっと抵抗できたはずですが、しませんでした。
その理由は今でも分かりません。
彼の重い体重を感じながら、私は犯されました。
本当に久しぶりだったので、痛かったです。
彼は、はぁはぁと喘ぎながら、やがて、外で射精しました。
その後、私はその家には行かなくなりました。
そして、半年ほどして、彼とお父さんは引っ越していきました。
私にとって、とても忌まわしい出来事でしたが、今でもたまに思い出すことはあります。