成人済み初体験・その他初体験

こじれた二十代なかばの処女と童貞が悪戦苦闘した経験

投稿日:2018年1月24日 更新日:

◎色気のないあたし

うーん、独身時代はよく「色気がない」って言われました。

本当にしょっちゅう言われました。

ルックスは自分でも悪くないほうだって思ってるんですよ。

今でも、ほら、けっこうイケてるでしょ?

体の線だって、まだまだ捨てたもんじゃないし。ね?

でもぜんぜんモテなくて、友だちから、「エミちゃんは色気がないからなあ」と言われました。(スズキエミっていうのを、いちおう仮の名前としておきますね。)

女友だちばかりじゃなく、男友だちからもそう言われました。

 

あ、あたし、けっこう男友だち、多いんですよ。

男女意識せず、フランクに付きあえるって評判なんですよ。

男に知り合いとか友だちは多いんですけど、彼氏はできない。

なんて言うか、男性と知り合いになって、ドキドキときめく関係になる前に、友だちになってしまうんです。

カレシ・カノジョじゃなくて、お前・俺みたいな。

そこらが色気がないと言われるところなんでしょうかね。

でも自分では全然危機意識なんてなくて、彼氏なんてそのうち自然にできて、自然に処女ともおさらば、なんてふうに思ってたんです。

そうして、高校も大学も浮いた話はなく、OLになってもそんな話はなく、気がついたら25歳になっていました。

 

◎あせったわけではないけれど

さすがに、もしかしたらまずいのかなあ、と思いました。

25歳の処女。

ちょっと重いかもしれない。

この先好きな人ができて、あたしが処女だと知ったら、引くんじゃないかな。

男友達に訊いてみたら、こんなふうに言われました。

「そんなことないよ。スズキのことをまじめに考えてくれる男なら、気にしないと思う。もし、そこのところでつべこべ言う男だったら、そんなのは相手にしないほうがいいよ」

そのときはお酒が入っていたので、つい、こんなことも訊いてみました。

「女に慣れた人に初体験させてもらうっていうのはどう?」

「やめろよ。そりゃ、どうしてもって言うなら、ヤリチン男に知り合いはいるけどさ。でも、スズキにはそういうの、してほしくないな」

「ふーん、あんたがそんなこと言う? あんた、確か、フーゾクで筆おろししたんじゃなかったけ?」

あたしがそう言ったら、その男友だちはむせてました。

あははは、そんなことを口にするあたりが、色気がないってことなんでしょうね。

 

◎出会い

そんなあるとき、あたしの職場に、関連会社から男性がひとり入って来ました。

業務応援のために、1年間働いてもらうのです。

第一印象は、頼りない男、でした。

ひょろひょろっとした体形で、本当にもやしみたい。

歳はあたしよりひとつ上の26歳。

でも、全然成熟していない子供っぽい顔で、あたしより年下に見えました。

セックスアピール度ゼロ。

 

名前を仮にサトウカズオとしておきましょう。

彼の教育係をまかされたのはあたしでした。

指導してみると、とてもまじめだし、そこそこ仕事はできるし、人柄もよいということはわかりました。

でも彼氏にするには問題外。

職場の女子で、彼を男として見る人はいませんでした。

よくいるでしょう?

一生「いい人」のまま終わる男。

サトウはそんな人でした。

あたしはサトウを妹を見るような気持ちで見ていました。弟、じゃないですよ。妹。

だって、サトウ、全然男って感じしなかったから。

だから逆に油断があったのかなあ。

 

あるときいっしょに食事をして――。

あ、あたし、男友だち多いって言ったでしょ。

知り合ってすぐの男性と気楽に食事したり、って、けっこうするんですよ。

とにかく、いわば教え子のサトウと食事をしたんです。

そしたらなんかの話のはずみで、処女と童貞で力を合わせて卒業しましょう、ということになったんです。

ええ、サトウもそのときは童貞でした。

◎処女と童貞でラブホへ行く

あたしたちは話の勢いのまま、タクシーに乗ってラブホテルへ直行しました。

もちろん、あたしもサトウもそんなところへ来たことはない。

とまどいながら空いている部屋を選び、入ったものの、どうしてよいかわからない。

「とりあえず、お風呂にはいりましょうか」

「お、お先にどうぞ」

言われてお風呂に入ったら、なんと外からスケスケに見える。

わあ、本当にこんなところへ来ちゃったんだ、と思いましたね。

 

次いでサトウもお風呂に入って、ふたりして付属の館内着姿。

大きなパンツとガウンです。

本当にぎこちなく抱きあって、キスしました。

そしたらサトウが震えているんです。

「どうしたの? もしかして、サトウ、キスも初めて?」

「……はい」

消え入りそうな声でそう答えました。

いやあ、これは大変なことになってしまった。

本当にできるのなかあ、と心配しました。

でも、ここまで来たんだから、とキスを続行しました。

お互いの服を脱がし合って、どちらも裸になりました。

 

サトウの下腹部でアレが元気になっていました。

「わあ、これが例のやつ? へええ、おもしろーい」

あたしはしげしげとそこを見物し、指でつんつんと突いたりしました。

そしたら、サトウがいきなり凶暴になっちゃって、

「ずるいです。スズキさんのも見せてください」

と、あたしを押し倒して、脚を開こうとするじゃありませんか。

「いやっ、ちょっと、タンマ。だめ。きれいなもんじゃないの。見ないで」

抵抗するもむなしく、ありありと見られてしまって……。

そのうちお互いだんだんと大胆になってきて、悪戦苦闘はしたんですが、なんとかかんとか性交にいたりました。

サトウは挿入するなり果てましたけどね。

 

とたんに、彼が、「あーっ」と叫んだんです。

「どうしたの?」

「コンドームつけるの、忘れてました」

あたしたち、あぜんとして顔を見合わせました。

セックスするのに必死で、そういうの、すっかり頭から消えていたんです。

でも、まあしかたがないか、と思いました。

できたらできたで、また考えればいいや、と。

 

◎その後

そしたら、案の定、あたしは妊娠しました。

で、サトウとデキ婚して、今にいたっているというわけ。

子供も産まれ、彼はとってもいいパパで旦那よ。

夫婦生活のほうは、まあ、ご想像におまかせします。

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