僕が初めて自慰をしたのは中学2年生の夏休みのことでした。
もしかしたら男子の中では遅めだったのかもしれません。
中学2年生の時までは好きな女性等も特にいませんでしたし、性的欲求もありませんでした。
精通は中学1年生のときにはありましたが夢精で、特にいやらしい夢を見たわけでもなく、ただ朝起きるとズボンが汚れていました。
保健体育の授業ですでにで習っていたので、「これが精通か」くらいにしか思っていませんでした。
それからも僕は特に女性に興味はなく、クラブでサッカーをしていたのでスポーツに打ち込んでいました。
当時はレギュラーになりたかったので、今思えばへとへとになるまでサッカーをしていたことが性欲を昇華していたのではないかと思います。
ちょうどその年齢の男子は性的に興味が強くなってきており、まわりの友人たちはエッチな本を近所に住んでいるお兄さんや部活に先輩から譲ってもらったりしていました。
でも僕はクラブのサッカーと、発売される漫画やゲームの方に興味が強く、そんな本は読んだことはありませんでした。
一緒に遊んでいるときも友達はそんな本を僕に見せてはくれたのですが、やはり僕はあまり興味がなくてすぐに読むのをやめてしまいました。
僕には年の近い姉がいて、その姉がなかなかオープンな性格でした。
よくパンツ一丁で部屋をうろうろしてたこともあり、女性の裸にも見慣れていたからかもしれません。
しかしある日を境に僕はクラスのある女の子のことが気になってきました。
きっかけは同じ班になって仲良く話をする機会が多くて好印象を抱いたからです。
どうやら僕はその女の子が初恋だったようでした。
体育の時間になると、男子と女子は隣り合わせた更衣室で着替えます。
その時僕はその女の子が隣の更衣室で着替えていることを考えると性器が勃起しそうになっていることに気付きました。
また、当時の女子の体操着はブルマーだったので、その女の子が運動をして体を動かす度にどうしても見てしまうことにも戸惑っていました。
僕にも性的欲求が出てきたのです。
しかし、シャイな僕はそういうことを誰にも相談できませんでした。
中学二年のある夏休みの平日、いつものように友達が数人家に遊びにきました。
僕たちはゲームや漫画を読んでいつものように遊んでいました。
その友人たちの中にいつもエッチな本を仕入れてきてはみんなに見せてくれる友達もいました。
案の定彼はその日もエッチな本をリュックに入れてもってきてみんなに読ませていました。
夕方になって、友達もみんな帰り、母親は夕飯の買い出しに行ってしまいました。
姉は進学塾に行っています。
父親はまだ仕事から帰ってきていません。
ふとベッドの下をみると、友人が忘れていったエッチな本に目がとまりました。
それは、漫画のエッチな本で学園ものの男女がいちゃいちゃとしている本でした。
今までポルノ写真などは興味がなかった僕ですが、友人の忘れた本は漫画ということもあって僕は読んでみることにしました。
その漫画のキャラクターの中に、ちょうど僕が好きなクラスメイトの女子にそっくりなキャラクターがいました。
今思えばあまり似てなかったかもしれませんが、当時の僕にはキャラクターがその女子に見えていたのだと思います。
そのキャラクターが漫画の中で服を脱ぎ、主人公の男子とキスをしたりエッチなことをしているのを見て股間に熱がこもるのを感じました。
ズボンをおろしてみてみると、勃起していたのです。
なんだかむずむずして触りたくなってしまい、僕はあぐらをかいて漫画を読みながらにぎってみました。
漫画の中には女のキャラクターが主人公の男子のあそこを手でしごくシーンがありました。
僕はその漫画と自分の好きな女の子のことを同時に考えながら自分の手で同じようにしごいてみたのです。
やってみるとすごく気持ち良くて気持ち良くて、僕はいつしか手が止まらなくなっていました。
右手を止められずに左手でエッチな本のページをめくっていくと、主人公が射精している描写がありました。
僕は、最終的にこうなるのかと頭の片隅で冷静に考えながらとにかく一心不乱に自慰をし続けました。
当時の僕は女の子の気持ちいい描写を眺めて興奮するといった余裕はありませんでした。
ただ単純に自分の性器から出る快感の赴くままに手を動かしたのです。
やがて、なにか頭の中が真っ白になって自分が射精したことに気付きました。
そして、友達はこういう快感をもう知っていたんだなと思いました。
それから僕は精液をどうやって処理しようと一生懸命考えました。
ティッシュで拭いたらそのゴミで家族、特に母親にばれたらいけないと思ってトイレに行きました。
そして、トイレットペーパーで手や衣類について精液をぬぐってトイレに流しました。
僕は当時家で洗濯のお手伝いをしていたので、着ていた制服と本当はキレイな部活の衣類も洗濯機に放り込み、お風呂に入りました。
そして、母親には部活の服を洗濯に出し忘れていたから洗ったといってごまかしました。
以上で僕の初めての自慰体験は終わりです。