忘れられない思い出
高校生の時に、アルバイトで貯めたお金で自分のパソコンを購入しました。
その当時はまだスマホはなく、ガラケーが主流だったので、今のラインのようなやりとりをするにはパソコンが一番早くてお金がかからないアイテムだったのです。
パソコン初心者の私は、掲示板などでパソコンの打ち方やカタカナへの変換の仕方などいろんなことを教えてもらいました。
また、当時高校生だったので夜遅くに大人の人とチャットできるというのは、自分が大人になったようでちょっと嬉しかったのです。
高校は女子高ということもあり、異性と触れ合う機会もなく、彼氏は欲しい気持ちは会っても出会いや勇気がなくて、異性に対する興味だけがありました。
そんな中で、チャットではいろんな男性が話しかけてくれ、ちやほやしてくれるのでとても気分が良かったのです。
声が聞きたいとか、写真が見たいとかいろんな人に声をかけられてきましたが、悪用されたりするのが怖くてチャットだけするような感じでした。
そうした関係が長く続くと、この人は信頼できそうだなという人に出会うことでき、プライベートの話をするような関係になっていきました。
高校のことやバイト先のことなど、いろんな話をしているうちにいつしか相手に対して恋心も抱くようになっていたのです。
相手も私のことを好きだといってくれるようになり、ますます親密な関係になっていきました。
そうすると、電話で話したり、パソコンのカメラで話したりするようになっていきました。
その当時、彼氏どころか付き合った人もいなかった私は、彼からエッチな話をされるたびに体験したことのない世界に興味が深まっていきました。
彼は社会人で私よりも10歳年上だったので、大人のあこがれみたいなのがあったのです。
住んでいる場所も隣の県だったので、会ってみたい気持ちとなんだか怖い気持ちがずっとあったのですが、はじめて知り合ってから半年以上経っていることもあり、思い切って会ってみることにしたのです。
一回目は普通のデート
異性と人生はじめてのデートということもあり、緊張してその日彼と一緒に食べたものはほとんど喉が通らなかったのは覚えています。
ホテルにいくのかなとも想像していたのですが、その日はキスだけだったので、そういうことの期待が高まったのと、どこかほっとしている自分がいました。
2回目にはホテルに行き、彼からいろんなこと教えてもらいました。
私は、責められるのが好きだったので、彼からいろんなことを言わされたり、されたりされるうちにすっかり開発されてしまったのです。
高校卒業する間までに、すっかりいやらしい女になってしまった私ですが、大学進学とともに引っ越すことになっていたので、彼とも連絡をとらなくなってしまいました。
恋人ができても性的欲求は満たされず
大学進学して、すぐに同じ大学の同級生の彼氏ができました。
アルバイトもはじめ、勉強にバイトに、デートにと忙しく充実した毎日を送っていましたが、なんだか物足りなさも感じていました。
彼氏はとてもやさしく良い人なのですが、体を合わせても興奮はしないのです。
ただただ快楽という欲求を追及したい、そういつしか考えるようになり、チャットで知らいない人と文字のエッチをしたり、テレフォンエッチをしたりするようになっていったのです。
彼氏に罪悪感があり、実際に直接会って体の関係になるというのはしていませんでした。
探し求めていた自分の興奮剤
いつものように、チャットでいやらしい会話をしていると、電話で話したいという人がでてきました。
なんどか電話もしたことのある人だったので、承諾して話をしていると、なんと同じ県に住んでいることが判明したのです。
ちょっと怖い感じもしましたが、その人の声がとても私好みなのと、実際会うわけじゃないので、そこまで気にしていませんでした。
しかし、私好みの声でいやらしいことを言わされたりしているうちに、直接会ってそういう関係になりたいといつしか思うようになったのです。
彼も会いたいと何度も言ってくるので、付き合っている彼氏には内緒で会うことにしました。
34歳会社員と名乗る男性は、ごくごく普通のサラリーマンで会ってすぐにホテルにいきました。
痴漢やレイプ系が好きだと伝えていたので、私が興奮するような言葉かけや触り方など、久々にただただエッチを楽しむことができました。
その後は、彼氏とは付き合いつつ、そのサラリーマンと体の関係を続けていました。
他にチャットではいろんな人と話したりするものの、実際会ったりするまでにはなかなかいかず、やはり直接会うのは危険も伴うので、慎重になっていました。
大学を卒業そして就職、結婚
大学を卒業し、就職してからも彼氏とは付き合い、サラリーマンとは体の関係を続けていました。
サラリーマンの人は、結婚して子供もいる人なので、付き合ってくれなどいわれることもなく、安心して関係が続けてこれたのです。
付き合っている彼からプロポーズされ、結婚することにした時には、これから妊娠や出産を考えるとサラリーマンとの関係はやめたほうがいいのではとも思いましたが、どうしても体の疼きをとめることができず、私自ら抱いて欲しいと頼んでしまうのでした。
結婚して2年たち、サラリーマンとの体の関係も7年くらい経っていますが、まだまだこの関係はやめられそうにありません。