性の知識

「マイ・ガール」で学んだ思春期に異性を意識する理由

投稿日:2017年10月15日 更新日:

幼き日々

人間が産まれてから約10年間位は、一番人生に於いて無邪気で純粋な明るい未来が想像される日々が続きます。

勿論、個人差は有るので一概にそうとは断言出来ませんが、一般的な子供を例に見てみると、両親と兄弟、親戚等が一番身近な存在であり、次に近所に住んで居る人のコミュニティに依り、「子供時代はなるべく安全に周囲から守られている」子供が、割合としては多いのですが、そう云った子供達とは違い、様々な事情から家庭が崩壊してしまって、親戚宅や施設で育つ子供達も近年では急速に増加傾向にあります。

そんな中で、父子家庭の場合は子供の性別に依って全く子供への接し方も違って来る様です。

1991年にアメリカで制作された映画「マイ・ガール」は、主人公のベーダと父の2人だけの家族ですが、ベーダが女の子だった為に後で彼女自身が仰天してしまう性についてのワンシーンがあります。

 

思春期

思春期を迎える11歳前後の子供の心身は、いつも不安定さに満ちていると思って良いです。

ベーダは11歳ですが、同級生の女の子達とは遊ばずに、幼馴染のトーマスと云う同い年の少年とばかり一緒に居ます。

 

ある時、家の前で2人で居る所をクラスメイトの女の子達が偶然通り掛かり「ベーダとトーマス、キッスした!結婚しましょ、愛してる。あらあら、赤ちゃん出来ちゃった!」と、口ずさみながらからかう様子は明らかに「大人の性」を意識した言葉の内容で有ると思います。

2人の傍に居た、父が経営する葬儀屋で従業員として働くシェリーは知的な優しい女性で、「気にする事無いわ。」と2人を気遣います。

「僕達、親友だからね!」と、ベーダとシェリーに宣言するトーマスはベーダの事をある時は母の様に、そしてまたある時は兄弟の様に彼女に接するのです。

幼馴染なので、特別「異性」としてベーダを一度も意識した事が無かったトーマスにも、段々ベーダのある言動が切っ掛けとなり異性として意識するようになります。

 

年上の男性

近所で詩の教室を開いているビクスラ―先生は、30歳位の大人の男性です。

詩が好きなベーダは、自分も詩の教室に通いたいと申し出るのですが「ベーダ、此処は大人の為の詩の教室なんだよ。」と、断ろうとする先生に教室の生徒達は「詩を学ぶのに大人も子供も関係ないわ!」と、子供が大人の教室で学ぶ事に理解を示します。

 

晴れて詩を学ぶ事が出来る様になったベーダですが、本来の目的は初恋のビクスラ―先生と一緒に居たいからなのでした。

誰しも、年上の異性に憧れる時期が思春期頃に高い確率で、男女共に見られます。

それは理想の異性像であり、性的にも段々と身体が成熟して行く成長期に於いて、ごく自然な事です。

私の中学時代の友人も「○○ちゃんのお兄さん、凄く格好良いし、勉強もスポーツも出来て、今度のバレンタイン、告白しようか迷ってるの。」と、当時悩みを打ち明けられた時は「ベーダみたい。」と、内心思った事を今でも鮮明に覚えています。

変化

ベーダがある朝、大声を出してパニックに陥ってしまうのです。

「どうしたの?」と、シェリーが彼女に直ぐ駆け寄ります。

「血が出てるの!」その時、シェリーは「何歳?」と、すかさずベーダの年齢を尋ねるのです。

 

それからベーダの部屋で「初潮」に尽いての説明が始まり、一通りの性教育をベーダに語るのでした。

父子家庭では、中々難しい所だと思います。

男の子の場合は、精通を実際に父親が経験している為、同じ男同士で性教育も、家庭で話がし易かった事でしょう。

シェリーが居た事で、そうやって赤ちゃんが生まれて来ると知ったベーダ。

初潮を経験した事で、男女の性の違いをあからさまに知ったのでした。

 

告白

日頃からベーダはトーマスに対して「私、大人になったらビクスラ―先生と結婚する。」と口癖の様に言っていましたが、トーマスがある日、「僕とじゃ駄目かい?」と尋ねます。

「何が?」と、見当が付かないベーダに対して「もし、ビクスラ―先生と結婚しなかったら。」と、はにかみながら答えるトーマスに、「しても良いよ!」と返事をするベーダは、最高に瑞々しく、純粋な美しさを見事に表現している、映画史上に残るワンシーンと云って良いと思います。

それは、大人同士では決して表現する事が出来ないからです。

20歳の成人になるまで約10年も有るのですが、そんな中で、もしかしたら別の人を其其が好きになって結婚してしまう事も十分有り得ます。

 

しかし、この子役2人の演技が大変上手なので、大人のラブシーンや告白シーンよりも遥かに印象的に私の心にいつまでも残っているのです。

トーマスも、身体に変化が訪れていたと想像されます。

そして、ベーダを幼馴染の女の子であり、親友だった視点から異性として、また交際相手、先々は結婚相手としての「女性」として意識し始めたのです。

この微妙な心身の移り変わりは思春期特有の物で有り、一生の内で一度しか経験出来ない「貴重な時期」でも有ります。

この映画を通して、男女と性の違いが少しでも分かり、現在の自分の糧となっています。

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