やり方は人それぞれ
自慰は言うまでもなく、とても個人的な行為。
また、何がツボなのか、どんな方法が好きなのかは、同じ女性でも、一人一人違うと思います。
今回は、私が好きなやり方について、恥ずかしながら書かせて頂きます。
いつ、どこでするのか。
何を思い浮かべながら、するのか。
アダルトグッズを使うか、否か。
どこを、どう触るのか。
見つけ出した、自分に合ったやり方
私はどうも、アダルトグッズを使わない方法が合っているようです。
その手のサイトで、一度だけディルドを通販購入したことがあります。
男性自身を模したオモチャで、一見してその手の道具だと分からないような、オシャレな形(イルカに似た流線形)と、半透明のキレイなピンク色でした。
男性の下半身にそっくりな商品もありましたが、それは抵抗があり、また万が一恋人に見られても、誤魔化しがきく物にしたかったのです。
届いて、予想外の太さと大きさに、びっくり!事前にサイズは確認していましたが、実物は予想以上でした。
本当にこれが入るのだろうか……不安になったものの、せっかくのチャンス。
まずは試してみなくては。
その晩、就寝前に布団の中で、ドキドキしながら試しました。
ちょっとキツかったものの、なんとか挿入に成功。
自分の指では得られない太さと質量に、これが欲しかった!と満足したのですが……。
じきに、あまり使わなくなりました。
やはり、人肌の感触や体温、繊細微妙な動きには敵わないな、と感じたのです。
それに太過ぎて、なんとなく苦しいし……。
十分に内部がほぐれてからならばともかく、最初からディルドを使うのは、身体に負担が大きい気がしました。
指の本数を調節でき、思った通りに動かせる。
内部に吸い付く肌の感触と、暖かさ、そして柔らかさ。
人肌には、高級シリコン製の玩具には無い良さがあるな、と改めて実感しました。
また指は陰部だけではなく、胸を刺激することも、肌を擦ることも撫でることも、後孔を刺激することまで出来ます。
まさに、オールラウンドプレイヤー!
あれ以来、アダルトグッズは一度も買っていません。
可愛いアヒル型の玩具や、一見リップスティックに見えるローターなど、面白いグッズはたくさんありますが……使い勝手が良くて、電池も電源も要らない指が、やっぱり一番良いな、という結論に行き着きます。
ちなみに、低刺激のローションを使ったこともありますが、布団が汚れるので1、2回で止めました。
私の場合は使わなくても問題ないし、せっかく入浴したのに、肌にベタベタが付くのもな……と。
食べても大丈夫な原料で出来ている、という謳い文句には惹かれましたが……自分の指ならば、唾で湿らせれば、こと足りますから。
ただし自慰ではなく、性交の時にはよくお世話になっています。
いつ、どこで、どんなふうに?
人によるでしょうが、私は昔から就寝前に、布団の中で行うのが定番です。
寝間着と下着をずらして。
下着の上から刺激した時期もありますが、それをすると下着の生地が薄くなる、と気付いてからは止めました。
考えてみれば、当たり前なのですが……。
姿勢は、横向きで横たわって。
なぜか、左が下にくる姿勢でないと、落ち着きません。
反対向きや仰向け、座ったままでも集中出来ず。
自分でも不思議ですが、昔からそうです。
横たわって、まずは胸から触ります。
乳頭を触ったり、時には摘まんだり。
そのまま、ゆっくりと手を下にずらし、下腹部に移動します。
前を触り、次に後ろからも触り。
やはり構造上、後ろから触れたほうが、体の奥深くまで、指が届く気がします。
かなりの時間を後ろから出し入れして、息が上がってきたら、また前から。
主に、中指と人差し指を使います。
周りを撫でたり、内部に挿入して擦り上げたり、核を刺激したり。
自分の体液で濡れた指は滑りがよく、どんな動きにも対応してくれます。
そして最後は、前から指を挿入して刺激しながら、登り詰めます。
あまり早く終わってしまうと物足りないので、いきそうになると休んで、また再開して。
そんなことを何度か繰り返し、たっぷり堪能したら、おもむろにフィニッシュへ。
終わった後は呼吸が荒いので、落ち着くまでしばらく待ちます。
不思議に身体が弛緩して、気持ちがリラックスする、心地よい時間です。
濡れた指を拭いて、下着をつけて……。
自慰の後は、すぐ深く眠れますし、布団の中でするのが一番理にかなっているような。
ちなみに私は、男性の下半身を思い浮かべながら、することが殆どです。
屹立した外観や、血管の様子、果てる時の動きなどを思い出しながら……。
特に、誰の、という訳ではありません。
過去に見た光景を色々と、脳内で掘り返している気がします。
世の中の他の女性は、一体何を思い浮かべながら、しているのか……知りたいと思いながら、簡単に訊けることではなく。
長年の、秘かな疑問です。
以上が、私のスタンダードなやり方です。
十代後半から、基本的に変わっていません。
きっと一人一人に、適した方法があるのでしょうね。
私の場合は指でした。